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''PETER KAPOS'' 

オールド・ブラウン愛好家

Vol. 8  ''PETER KAPOS'' Old Braun is here to stay

 

                                        オールド・ブラウン愛好家 "ピーター・カポス"

 

 

 

コックニーなまりが心地よく響く英国ロンドンの夜。この国にもディーター・ラムスマニアは数多く潜伏しています。2010年のディーター・ラムス展の勢いにのり、ロンドンっ子のあいだで火がついたオールド・ブラウン。その古き良きオールド・ブラウンの火付け役となりロンドンっ子に圧倒的な支持を得ているストア「Dasprogramm」ダスプログラム。ロンドンを拠点にヴィンテージブラウンとヴィツゥ製品の販売を展開し,閉鎖的だったオールド・ブラウンの資料や情報を湯水のごとく提供しています。日本のラムスマニアはもちろん世界のコレクターにも知られるDasprogrammの設立者ピーター・カポス氏に話を聞いてみました。

 

 

 

 

 

Q : あなたは筋金入りのBraunマニアと聞いています。

 

ピーター・カポス氏 : マニアとまではいかないかな!かなりの関心があるというコトは間違いではない。ただ、Braunのデザインというモノに対しては四六時中考えています。

 

 

 

Q : いつ頃からヴィンテージBraunの製品を集めだしたのですか?

 

ピーター・カポス氏:15年くらい前です。建築家の父親の趣味で無意識のうちにBraun製品には接していたのです。学生の頃はブラウンのデザインの論文も書きましたよ。僕が一番始めに買ったのはアラーム時計。次にウォールクロックABW30を買いました。購入したBraunデザインの参考書を見てみると、興味深い製品がワンサカありましたね!それ以来収集活動に没頭するようになり、今ではかなりの品目を所有するようになりました。だけど、Braunデザインの奥深さには、僕でもまだまだ知らないコトがいっぱいなんだ。

 

 

 

Q : 英国にダスプログラムのショールームはあるのですか?

 

ピーター・カポス氏 : 今はオンラインショップとして展開していますが、数年以内にロンドンショールームを開く構想です。同時にBraun博物館として運営できたら最高ですね。ただ、ロンドンの高すぎる賃貸が問題だけどね(笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q : あなたがショップを立ち上げた理由は何ですか?

 

ピーター・カポス氏:まずひとつは自分自身がヴィンテージを収集してきたなかで、良い経験がなかったということ。ネットオークションにはガッカリさせられる毎日でした。ほとんどが粗悪品で正直でない売買など使いものにならないヴィンテージBraunの数々だったんだ。僕の失敗した悪いオークション経験をふまえ、質の良いヴィンテージ製品を提供していきたいと考えた結果なんだ。だけど、状態の完璧なモノを見つけるには莫大な労力と時間がかかるんだ。ふたつめの狙いは僕のコレクションやウェブサイトがデザイナーやBraunの研究者になんらかのリファレンスとして利用してもらいたいと考えたんだ。

 

 

 

Q:ところで、ディーター・ラムスとともにBraunデザインを牽引してきたReinhold weissと昼食したと聞いたのですが、どんな印象でした?

 

ピーター・カポス氏:そうなんだよ!僕はある雑誌にBraunデザインとReinhold作品の重要性について記事を書いてみたんだ。この記事がきっかけとなりVitsoeの マーク・アダムスが紹介してくれたんだ。つい最近Reinholdがロンドンを訪れた時には彼と一緒に貴重な一日を過ごさせてもらったよ。彼はとてももの腰が柔らかく気さくな人柄だったよ。僕のなかでは20世紀を代表する重要な工業デザイナーのひとりだね。

 

 

 

Q : ダスプログラムとして今後企画していることは?

 

ピーター・カポス氏:とにかくロンドンショールームを展開していきたいね。それと並行して教育プログラムを充実させていきたいと考えているんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q : ブラウン以外のデザインで興味をお持ちなものはありますか?

 

ピーター・カポス氏 : ドイツの工業デザインやウルム造形大学に関連したことに強い興味を惹かれていますね。

 

 

 

Q : 最後にディーター・ラムスの眼鏡メーカーを知っていますか?

 

ピーター・カポス氏:いや。それは知らないです。

 

 

 

Q : 今日はおもしろいお話どうもありがとうございました。

古き良きオールド・ブラウンのファンとしてSupervionとDasprogrammで何かオモシロいことを企画してやってみましょう。

 

ピーター・カポス氏:いいね。それは面白いかもしれないね!今回はこちらこそありがとう。僕は愛好家や研究者との接触はとても好きなんです。次回はロンドンでディナーをご馳走しますよ!

 

 

 

 

2013 5月28

 

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