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Vol.5 アビタ67集合住宅

 

いわゆる団地なのですが「集合住宅」とは魅力的な言葉です。団地育ちの筆者は仕事やバカンスなど海外国内に足を運ぶさきざきで気になるモノが集合住宅です。独特の雰囲気のある「団地」というラビリンス、世界各国の集合住宅に共通している印象は「ひっそりとした不気味さ」です。その一方で集合住宅は実験的であり、例外なしに構造物からの底知れぬパワーを感じます。

 

1967年に開催されたモントリオール万国博覧会のパビリオン 建築家モシェ・サフディの作品『Habitat 67』はそんな代表的な団地です。荷重支持ができるプレキャスト・コンクリート製のキュービクル・ユニットを1モジュール約46m2とした12階建ての積み上げ式建築物。モントリオール万博では数多くの時代を先取りしたパビリオンが建設され、サフディの建築は60年代の明るい未来型住宅像として話題をさらいました。いまにもスライドしていきそうな無造作に積み上げられたかに見えるブロックの集合体はじつに美しく魅力的です。筆者の住んでみたい集合住宅ベスト10に食い込んでくる『アビタ67集合住宅』サフディ自身もこの一角に部屋をもち、現在でも空きがでれば私たちでも応募できるのです。

 

 

 

http://www.habitat67.com

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