SUPERVION TABLOID

ドリスヴァンノッテン (パリ) のお店にブリオンヴェガの「ALGOL」がディスプレイされている。ときどきコレクションの映像が流されていたりしています。ここの内装はドリス本人の自宅を再現していまして、どのモノみても良いモノを所有していますということはわかります。ジャンヌレの椅子から途方もなく高額そうなアンティークの品々が点在しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DRIES VAN NOTEN パリ  フラワーベースがかっこ良い。

 

 

 

 

で、ブリオンヴェガに話を戻しまして、このイタリアのコンパクトTVはモノ好きならば1度は気になった人も少なくないはず。ヤマギワが復刻する以前はブリオンヴェガを日本で拝見する機会はなかなか無く妥協案として宮本一伸がデザインした白いピエドラでとりあえず済ませたものでした。このブリオンヴェガをデザインしたドイツ人 Richard Sapper はドイツ人らしからぬデザインでして、なんとなく一貫性がないと感じさせてしまうのですが、ポストモダンや様式というスタイルを気嫌いするザッパーの哲学によるところなのかなと思っています。「文学とはその物語(本質)が大切であり、本に書かれている字体(スタイル)などはどうでも良いのです。そのことはデザインにおいてもまったく同じことが言える。」とリヒャルト・ザッパー。我が家にあるアレッシィのボリトールとアルテミデのTIZIOが同一人物のデザインだとはフツウわかりません。興味深い談話でディーター・ラムスはリヒャルト・ザッパーの作品に対し 「どれもが共通の言語を話すところにあるのではなく、それぞれの作品が独自性を持っているところにあり、彼の作品を5つ並べて見てみても、それがすべて同一のデザイナーによるものだとはほとんどわからないだろう」と言っています。それに対して「わたしはいろいろ変えてみることが好きだし、ディーター・ラムスの場合、人生の三分の二はブラウンでの仕事でしたが、わたしだったら最初の数年ですっかり飽きてしまったと思います。」とザッパーは返しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Artemide 「TIZIO」1972年 デスクランプは非常にフレキシブルで使いやすい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Alessi 「ボリトール」1983年 ニワトリのメタファーを含んだケトル。

 

 

同じデザインは2度とせず、つねに新しい造形を意識するというザッパー。ニューヨーク近代美術館には15点以上の作品が永久コレクションとして所蔵されています。ザッパーのデザインアーカイブがおもしろいです。

 

 

http://richardsapperdesign.com/products

WWW.SUPERVION.COM