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Vol.2 視覚伝達伝達デザイン SAFETY INSTRUCTIONS

 

仕事や休暇とことあるごとに利用させてもらう世界各国のジャンボジェット機。機内に乗り込んでまっさきに手にするのは『SAFETY INSTRUCTION』 いわゆる緊急時マニュアル。非常時に乗客がとるべき行動を4コマ漫画のよう起承転結にまとめあげているマニュアルシート。最大の魅力はこのシートのビジュアルデザインがじつに美しく優れているところ。各航空会社・年代によりコミカルに、またはドラマチックに仕上げられたりしています。絵記号を使用した単純かつ非言語的な方法で言葉の異なる各国の乗客にも一連の情報を伝達する隠れた優れモノ。

 

『視覚伝達デザイン』 1930年代にオットー・ノイラーが児童教育のために構想したアイソタイプ(International System Of Typographic Picture Education)をはじまりとして、東京オリンピックではピクトグラムへと変化をとげ 英語の苦手な日本人には格好のコミニュケーションツールとして活躍。ドイツ人グラフィックデザイナー・オトルアイヒャーはドイツの公共標識や1972年ミュンヘンオリンピックで総合的なデザインディレクションを指揮し、ピクトグラムを用いた完璧なまでのトータルデザインを確立しました。彼によるヴィジュアルデザインアイデンティティは、企業理念や製品の社会的意義を的確に体現する最良のデザインとして知られ、『視覚伝達デザイン』の重要性を明確にうちだしていきました。オトル作品を構成するシンプルな色とパターンは、のちのドイツグラフィックデザインに多大な影響を与えました。

絵記号という最も単純で原始的な表現はさらなるデザインによって力強く魅力あるモノに変貌していきます。「視覚伝達デザイン」なんとも素晴らしいネーミングでしょうか。

 

この『SAFETY INSTRUCTIONS』われわれの収集コレクターアイテムとして重要な位置づけにおかれております。私たちの命を救う視覚伝達の重要なツールとして、今日もまたジャンボジェット機の座席ポケットに潜んでいます。

 

 

※『SAFETY INSTRUCTIONS』はお持ち帰りなさらず座席にお戻し下さい。

 

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