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PETER KIRCHHOFF

ラムスのある暮らし。

ドイツハンブルク。こちらにもまたディーター・ラムスに囲まれた暮らしをする収集家がおります。1970年生まれのドイツ人 Peter kirchhoff氏 そのモットーは "とにかく買う" のだそうです。

 

Kirchhoff氏 : 僕は俗に言うマニアとは違うんですよ。オールド・ブラウンに惹かれたのは17歳のときに父親からもらった目覚し時計AB312がはじまりでした。それ以来数々のブラウン製品を集めてきましたよ。たくさん集めてはいるけどマニアの人たちのような完璧さはないんだよ。ただ実物が欲しい、だから集める、 ただそれだけなんだ。

 

 

"Weekend"っていうライターを知ってるかい?これが僕のいちばんのお気に入りなんだ。ファンクショナルや腕時計DW30 置型スピーカーLE1からVitsoeの古いオリジナル606システムも満足のいく素晴らしいコレクションだけどね。その中でもweekendはいちばんのおすすめだよ。毎日毎日使っているからね。これほど集めていてもまだまだ欲しいモノはあるんだよ。Vitsoeのシステムクローゼット610 Hall-stand Programme。これはなかなか出会わない幻の逸品なんだ。僕はコレクターやネットショップなどさまざまなところから買い集めるよ。初心者の頃はフリーマーケットによく足を運んだよ。Braun製品がこれでもかと!売られていたのには興奮しましたね。フリーマーケットは質を求めるというよりはブラウン・コレクターとの情報交換としての社交場なのかな。

 

数年前までディーター・ラムスはTVや雑誌に頻繁にでてきていたんだ。若い人にはディーター・ラムスこそMr.Braunという強いイメージがあるようだけど BraunはBraunであり Braun is Ramsではないんだよね。若いひとたちにはあまり知られていない素晴らしいデザイナーがBraunにはたくさんいたんだよね。実際に会ったディーター・ラムスは実直でユーモアのセンスもあり彼が残した功績はとても素晴らしいけど、意外とBraunコレクターのあいだでの彼のポジションはスターとまではいかないんだよね。彼のデザインはドイツ人によるドイツ的なデザインであることはまちいがないけどね。ここ数年ディーター・ラムスは再評価されているし、ドイツにはBraunコレクターは確かに多い。彼らは当時のBraunデザインに魅了されBraunとともに年をとった40.50.60代の人達だね。僕も毎朝KF20でコーヒーを沸かしHT6でトーストを作りCDやレコードを聴きながら朝の一服は''weekend''ではじまる。ラムスマニアはそうした日常を楽しんでいると思う。若い子たちにもオールド・ブラウンは人気がでてきたとは思うよ、Braunびいきの目で見たらだけど(笑)。ただ若い世代とはライフスタイルが違うから浸透まではしないのかな、わからないけど。ラムスに囲まれた暮らしを満喫できるのは僕らくらいの世代までなのかもしれないね。ただ、ラムスのある暮らしは今もなお生活に充実感をもたらせてくれているね!

 

Supervion x Peter Kirchhoff

 

2013 6月27

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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